古典(古文・漢文)の「授業ノート」と「試験対策ノート」の書き方!ノートの取り方⑥
前回は、現代文の「授業ノート」と「試験対策ノート」の書き方ついて見てきましたが、
今回は、古典(古文・漢文)の「授業ノート」と「試験対策ノート」の書き方について考えてみたいと思います。
もちろん、古典の場合も、ノートのページを半分に折って上下を使い分けるのは現代文のときと同じです。
しかし、「授業ノート」の方は現代文のときと同じ細い罫線幅のノートを使ってもいいのですが、「試験対策ノート」の方は、罫線幅の広いノートを使います。
具体的に言うと、罫線幅が10mmのUL罫のノートか、罫線幅が8mmのU罫のノートを使います。
では、実際に、古典(古文・漢文)の「授業ノート」と「試験対策ノート」の書き方について見ていきましょう。
古典(古文・漢文)の「授業ノート」は半分に折ったページの上側に板書事項を書きます!
では、古典(古文・漢文)の授業を受けるときに取る「授業ノート」の具体的な書き方について考えてみましょう。
古典の場合も、授業を受けるときの「授業ノート」の書き方は、現代文のときと同じです。
ノートは、ページを半分に折って、上側と下側で使い分けをします。
まず、ノートの上側には、先生が板書した事項をそのまま書き写します。
そして、ノートの下側には、先生が話した解説内容と補足説明を書きます。
ここで気をつけることは、先生の話は全部書き留めるということでしたね。
更に、ノートの下側には、自分で気づいたことや疑問に思ったことを書いておくのも忘れないでください。
古典(古文・漢文)の「授業ノート」は半分に折ったページの上側に板書事項を書きます!
次は、古典の試験に備えて作る「試験対策ノート」の書き方です。
古典の試験では、現代文よりも教材となる本文(古文や漢文)の長さは短いのですが、その分、古語や漢語の一字一句の意味や文法的解釈が問われます。
したがって、「試験対策ノート」を作るときには、古文や漢文の本文をノートに1行または2行おきに書き、本文の右側または両側に文法的解釈や意味を書く、というノートの使い方をします。
そのため、古典の勉強をするときは、古文や漢文の本文を大きめに書くために、罫線の幅が広いノートを使う方が書きやすいということになります。
古文の「試験対策ノート」はノートの上側に古文と文法事項を書きます!
では、古文の「試験対策ノート」の書き方から見ていきましょう。
古文の「試験対策ノート」を作る場合、
まず、ノートの上側に、本文(古文)を2行おきに大きめの字で書きます。
そして、赤色のペン(細いサインペンまたはボールペン、赤鉛筆でもいいです)で古文の右側に小さめの字で文法事項を書き、古文の左側に小さめの字で古文の意味(現代語訳)を書きます。
赤色のペンで書くのは、後でチェックシートをかぶせて赤色の字を見えないようにするためです。
右側に書く文法事項は、「格」、「接」、「伝過・已」、「婉・体」という書き方をします。それぞれ、「格助詞」、「接続助詞」、「伝聞過去の助動詞の已然形」、「婉曲の助動詞の連体形」という意味です。
左側に書く古文の意味(現代語訳)は、最初は全文を訳す必要があるかもしれませんが、段々と重要な古語(古今異義語や多義語など)だけですむようになってくると思います。
ノートの下側には、補足説明や重要事項のまとめを書きます。
ところで、古文の「試験対策ノート」には、古文の意味(現代語訳)をノートの下側に書く、というノートの使い方もあります。
その場合は、半分に折ったページの下側を裏に折り返して、上側の古文の本文だけを見て、古文の意味が分かるかどうかを試すことができます。
また、このようにノートを使う場合は、古文の本文は1行おきに書けばよいことになります。右側に文法事項を書くだけで、左側には何も書くことは無くなるわけですからね。
漢文の「試験対策ノート」はノートの上側に漢文と文法事項を書きます!
次に、漢文の「試験対策ノート」を作る場合を見ていきましょう。
ノートの上側に、本文(漢文)を2行おきに大きめの字で書くのは古文の場合と同じです。
そして、赤色のペンで漢文の右側に小さめの字で文法事項を書き、本文の左側に小さめの字で漢文の意味(現代語訳)を書きます。
漢文の場合は、「振り仮名」や「送り仮名」を右側に、「レ点」や「一、二点」や「上、中、下点」を左側に書きます。
古文の場合と違って漢文の場合は、左側に「レ点や「一、二点」や「上、中、下点」を書くので、隣の行とくっつきすぎないように、漢文は2行おきに書いた方が見やすくなると思います。
ノートの下側には、補足説明や重要事項のまとめを書きます。
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こうして出来上がった「試験対策ノート」は、中間や期末の定期試験の前に、何度も何度も読み返して、覚えてしまいましょう。
覚えることができれば、試験で必ず良い点数が取れます。
覚えれば覚えただけ、やればやっただけ、間違いなく良い結果が伴います。
だから、やってみましょう!
ね!
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