入試問題が常に過去の問題の焼き直しになってしまう本当の理由とは?受験勉強⑥

入試問題の中には、明らかに過去に出題された問題と同じような問題が出題されることが度々あります。

もちろん、過去に出題された問題と全く同じということではありませんが、

同じことについて別の角度から出題されたり、同じことが異なる形式で出題されたり、同じことが数字や記号を変えて出題されたりすることが何度もあることは間違いありません。

それだからこそ、入試問題は常に過去の問題の焼き直しであると言われたりするわけです。

では、なぜそういうことが起こるのでしょうか?

重要な基礎知識だから何度でも出題されるというのが理由の一つです!

入試問題に、明らかに過去に出題された問題と同じような問題が出題される理由の一つとして、

出題されるその部分がとても大事で重要な基礎知識だから、何度でも繰り返して出題される、ということが挙げられます。

その学校に入学する生徒は少なくともこの程度の基礎知識は修得していることが望ましい、という思惑で入学試験の問題として出題される、ということです。

つまり、その学校に入学して第1学年の生徒として授業を受けるときには、最低限この程度の基礎学力は必要であり、その基礎学力を修得しているかどうかを判定するために、

あえて、過去に出題された問題と同じような問題を入学試験の問題として出題している、ということが考えられます。

その意味では、過去に出題された問題と同じような問題が何度も繰り返して出題されるのは、むしろ当然のことということになります。

したがって、受験生の側からすれば、そういった基礎学力を修得しているかどうかを判定するために毎年出題される問題こそ、

すなわち、何度も繰り返して出題される、過去に出題された問題と同じような問題こそ、

受験生にとって、好都合で、感謝すべき、言うことなしの、有り難い問題だと言えるでしょう。

このような問題こそ、

待ってました!
少なくともこの程度の問題は解けます!
つまり私は貴校に入学するにふさわしい学力を持っています!
だから合格させてくださいね!

という気持ちで、スイスイと解いていけばいいわけです。

入試問題が過去の問題の焼き直しになってしまうもう一つの理由とは?

過去に出題された問題の焼き直しと思われるような問題が繰り返し出題される理由として考えられることは、もう一つあります。

それを理解するためには、入試問題について、出題する学校の側から考えてみる必要があります。

入試問題は、各教科とも数名の先生たちからなる「入試問題作成チーム」によって作られます。

この「入試問題作成チーム」の人数は、3名~6というのが通常です。小規模の学校の場合は2名ということもあり得ますが、通常は3名以上が望ましく、大規模の学校であっても6名までが限界でしょう。

そして、この「入試問題作成チーム」のメンバーは毎年入れ替わります。出題される入試問題が同じような問題にならないようにするためです。

でも、ここで考えてみてください。入試問題が出題される各教科の先生が、その学校に一体何人いるでしょうか?

例えば、1学年8クラス(40人×8クラス=320人)、3学年で960人の高等学校の場合を考えてみましょう。

法律上の標準教員定数は48人ですから、5教科(英数国理社)と体育・芸術・家庭科などの先生がいることを考えると、入試科目の英数国の3教科の先生の数はそれぞれ8人ずつということになります。

「入試問題作成チーム」の人数が各教科とも3名ずつだったとすると、メンバーが全部入れ替わる場合は約2.7年に1回、入試問題を作成する順番が回ってくることになります。

つまり、同じ先生が約3年ごとに入試問題を作成することになるわけです。

入試問題を作成する先生たちは、自分の専門分野から出題したがります。なぜなら、自分が詳しくない分野から出題して間違いがあったりすると大変なことになるからです。

したがって、同じ先生が約3年ごとに出題するとなると、同じ分野からの同じ形式の問題3年ごとに出題される可能性が高まってくるわけです。

これが、過去に出題された問題と同じような問題が繰り返し出題されることになる、もう一つの理由なのです。

過去の問題の焼き直しの入試問題に対しては十分な対策をしておこう!

理由がどうであろうと、過去の問題の焼き直しのような入試問題が出たときは、チャンスです。

十分な対策をしておけば、容易に解くことができるからです。

過去に出題された問題の焼き直しと思われるような問題が繰り返し出題される場合は、何度も出題されるその分野について徹底的に勉強しておきましょう

また、同じような形式で何度も出題されているのであれば、その出題形式に慣れておきましょう

いずれにせよ、過去の問題の焼き直しのような入試問題が度々出題される学校の入試問題に対しては、前もって対策を講じることが可能になってきます。

ならば、十分な対策をして入試に立ち向かうだけです。

頑張りましょう!

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