志望校の過去問を解くのは一回だけでいいの?何年分遡って解けばいいの?受験勉強④

入学試験を受ける場合、どの受験生も、受験する学校の過去の出題問題を少なくとも一回は解いていると思います。

そうしなければ、志望校がどのような問題を出題するのか分からず、受験勉強の計画を立てようがありません。

しかし、過去の入試問題を解くのは一回だけでいいのでしょうか?

また、過去の入試問題は何年分遡って解けばいいのでしょうか?

今回は、志望校の過去問は何回解けばいいのか、何年分遡って解けばいいのか、について考えてみましょう。

志望校の過去の入試問題を解く回数は「解く目的」よって違ってきます

実は、過去の入試問題を解く回数と、何年分遡って解くかは、過去問を「解く目的」よって違ってきます。

過去問を「解く目的」は、大きく分けて次の三つが考えられます。

第一は「今の自分の学力で何点取れるのかを知るため」
第二は「時間配分や問題を解く順番を決める訓練をするため」
第三は「出題範囲や出題形式を把握するため」

です。

では、「解く目的」ごとに、解く回数遡るべき年数を見ていきましょう。

 

まず、第一の目的、過去の入試問題を「今の自分の学力で何点取れるのかを知るため」に解く、ということでしたら、解く回数は一回だけということになります。

同じ問題をまた解いても答えはすでに分かっているので、今の自分の学力を知ることにはならないからです。

また、一昨年、更にその前の年、と遡って過去の入試問題を解くのは、あまり意味があるとは言えません。

出題傾向が年々変化しているからです。遡って古い入試問題を解いて何点取ったとしても、今年の出題傾向とは違いますから、あまり参考にはならないでしょう。

 

では、第二の目的、過去の入試問題を、入試問題を解くときの「時間配分や問題を解く順番を決める訓練をするため」に解く、ということならどうでしょう。

この場合も、同じ過去問を何回も解く意味はない、ということになります。答えが分かっている問題では訓練にならないからです。

では、同じ問題を繰り返すのではなく更に遡って一昨年の問題を解くのはどうでしょうか。

その学校(志望校)が実際に出題した入試問題ですからある程度は意味があると思います。ただ、遡れば遡るほど出題傾向が古いものになっていってしまいます。

時間配分や問題を解く順番を決める訓練をするのでしたら、過去に遡るよりはむしろ、塾や予備校が作る予想問題の方が、最近の出題傾向に合わせて問題が作られているので、本番の入試のための訓練にはなると言えるかもしれません。

 

次に第三の目的、過去の入試問題を「出題範囲や出題形式を把握するために解く、ということならどうでしょう。

この場合は、過去の入試問題を何回も繰り返し解く意味があり、過去の問題も遡って解く意味がある、ということになります。

なぜそう言えるのでしょうか?

出題範囲や出題形式を把握するためには過去問を数年間遡って何回も繰り返し解く必要があります

過去の入試問題を「解く目的」が、第三の「出題範囲や出題形式を把握するため」ということでしたら、

過去の入試問題は覚えるまで何回も繰り返し解くことが必要になってきます。

覚えるまで、ですから、受験生によって回数は違ってきます。とにかく覚えるまで繰り返し解くのです。

しかも、少なくとも数年間は遡って解く必要があります。

繰り返し解いて過去数年間の入試問題を覚えてしまうと、志望校が出題する試験問題の出題範囲と出題傾向が分かってきます。

では、この「過去数年間の入試問題を一気に解いて覚えてしまう」という勉強方法は、受験勉強期間中のどの時期にやるべきでしょうか?

そうですね。受験勉強のスタート時にやるべきですね。

そうすれば、受験勉強を始める時点で、どういうところが出題されるのか、どういう形式で出題されるのか、が分かったうえで勉強することができるのです。

これって、受験勉強を進める上で、めちゃめちゃ効率的ですよね。

ですから、最も効率的で最も効果的な受験勉強の方法として、

「受験勉強を始める時点」「過去数年間の入試問題を一気に解いて覚えてしまう」というやり方を、

是非、お勧めいたします。

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